彼が与える苦痛はいまだにそこが見えない。普段は穏やかで楽しいのに、突然の一言で堕とされる。男性器恐怖症のはずなのに、彼のそのものだけは無性に欲しくなり、居ても立っても居られないほどになる。私を逝かせ続け、壊し、そして現世に戻し、また壊す。…
「逝け。」 声なんてとうに出ない。呼吸さえろくにさせてもらえない。ただただ快楽に溺れ、言葉に操られている。何時間経っただろう。どうやら夜が近づいているらしい。今日もまた何百回と逝かされ、私はそのまま意識を失ってしまうのだろう。 出会いは数ヶ…
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