繭の記憶

あるマゾにまつわる物語。

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

discipline #13 責め縄

久しぶりのシティホテルでの調教の日はみぞれが降るような寒い日だった。次第にそれは雪に変わり、体の芯まで凍りつくような寒さとなっていく。でも、私の心は踊るように弾んでいて、主と会えることを心待ちにしている。ロビーのソファに座っていると、予想…

discipline #12 鞭

主に初めて出会った日、私は鞭の痛みで恐怖心を抱いた。その後の一週間はとにかくひたすらに叩かれ続けた。お尻が常に真っ青で、それでも叩き込まれ、主の痛みを覚えさせられた。この人には絶対に逆らってはダメなんだと強く認識した。 でも、その後、鞭で追…

discipline #11 主の縄だからこそ

サロンの縄床では次から次へと責め縄が続いている。一縛目が終わって、ゆっくり縄を解いていただいた後も、夢見心地な気分。その夢現の中でいろいろな方の縄を、責めを、みれるのも、また幸せな時間だ。 縄床が空いたタイミングで、さらに縄をかけていただけ…

discipline #10 責め縄の段階

ひたすらに苦痛が欲しくなっていたサロンに行く朝、主をお迎えに行く車の中でも私は自分の被虐性をおさえられなくなっていた。主の支配下でありながら、そんな感情でいっぱいになってしまう自分に少し苛立ってしまう。 主の家の前で車を停め、出られてくるの…

新年あけましておめでとうございます。

新年あけましておめでとうございます。 今年もどうぞよろしくお願いいたします。 昨年はとにかく波乱の一年となりましたが、今年は落ち着いて自分自身を磨く一年にしたいと思っています。 新年早々に縄初めや鞭初めをしていただき、とても幸せな年明けとなり…