「おかえり。お疲れ様。」
そんなお言葉で主は私を迎えてくださった。「おかえり」という言葉がとても嬉しい。帰る場所はやっぱり主の足元なのだと感じれるから。
晩ご飯は主手作りのカレー。相変わらずの美味しさで心もお腹も満たされる。そして主の足元でお話をする。
少しずつ空気が変わってきたのは、主が私の体に痛みを与えはじめ出したから。お腹、太ももを叩かれたり抓られたり、、じゃれあいのような空気から段々と調教のそれに変わって行く。
声を出すな、と言われて、太ももを強烈に抓られた、鞭の痛みとは全く違う痛み。余韻に浸れないのに、強烈に痛い。好きではない種類の痛みなはず、、、、。でも、主が楽しそう、笑ってらっしゃる、その表情が嬉しくて、その痛みさえ好きになってしまう。
そして、、差し出されたのは、タイトなワンピースだった。今日もまた苦手な分野を徹底的に躾けられるのだと、改めて感じる。
卑猥で淫乱な女を主張するようなそのワンピースに袖を通した私は、つい数時間前までの仕事をしていた私とはまるで違った。はしたなく感じるマゾが鏡の中にいた。
縄をかけられ、強引に胸を曝けさせられる。そこに加えられる金属製の洗濯バサミ。羞恥と苦痛が一気に広がる。
さらに内腿に加えられる洗濯バサミ。もはやどこが痛いのか、どこの痛みを感じているのか分からなくなる。
その日は手を縛られてはいなかった。自由に動けるはずなのに、それを取ることを決して許されていない状況にも、ひどく興奮してしまう。心を縛られているのだと感じることができるから。
意識が遠のきそうな苦痛の中、主は私をベランダへ連れて行った。簀の上で正座をさせられる。股縄がさらに食い込み、首を上げようとすると連動して胸の洗濯バサミが引っ張られる。苦痛から逃れる方法はない、苦痛に身を任せるしかない、と諦めると強烈な快感が襲ってきた。
私は主の奴隷。苦痛を与えていただけている。
主の愛情を感じ、苦痛に悶えるその瞬間が大好きだ。