繭の記憶

あるマゾにまつわる物語。

discipline #1

駅近くのコンビニで待ち合わせ。

そのあとすぐにコインパーキングの影で首輪をつけていただいた。恥ずかしい。でも幸せな気持ちが体全体を包み込む。

 

おしっこはギリギリまで我慢してきた。それが主の指示だったから。楽しんでいただきたくて仕事場からの帰りに水とお茶をペットボトル1本ずつ飲み干してきた。もう、歩くのも辛いくらいの尿意。

 

主の家までの道を教えていただきながら、歩く。今後何度も何度も通うことになる主の家。その度に私は加虐されるのだろう。

 

途中、川のそばの茂みで止まるように命じられた。分かっていた。ここで排尿をしなければいけないこと。

でも、怖かった。誰かに見つかることではなく、自分が堕ちていくことが怖かった。主が小さな懐中電灯で私を照らす。おしっこは私が思ってたよりもずっとずっといっぱいで止まらなかった。履いてきたお気に入りのパンプスもおしっこで汚れていく。さっきまでお高く止まっていた私は、今主の前でおしっこをしている犬になっている。そのことにひどく興奮していた。

 

その後の帰り道、今度は四つん這いで歩かされた。

次の電柱までの短い距離。恥ずかしい。怖い。でも、やはり私はこの居場所に強い安心感を抱いていた。アスファルトを膝で受ける感覚が奴隷であることの何よりの証拠。

 

 

家に帰るとすぐに服を脱ぐように命じられた。急いで脱ぎたいのに、手が震えてボタンがなかなか取れなかった。裸になって主の前で服従のポーズ。体勢は辛い。綺麗なポーズにもならない。主に何度も何度も姿勢を矯正される。出来ないことが辛かった。このポーズをずっと綺麗に維持できるように、早くなりたい。

 

主と出会った日から、私はお尻がずっと紫のまま。アザが消える前にアザをつけていただいている。これが本当に幸せ。

今日もアザをつけて頂く。竹製の折檻棒で何度も何度も打たれる。痛みはすでに限界を超えていた。耐えたいのに耐えられなくて号泣、やめてと懇願してしまう。もちろんそんな言葉でやめるような主ではない。

、、、泣きながら少しだけ思った。主の加虐に私は耐えられるのだろうかと、ついていけるのだろうかと。主のレベルに私は似合わない存在なのではないかと。。。

 

やっとお許しが出た。ベッドに寝かせていただき主とのお話の時間。主の顔が優しい顔に戻っていく。その瞬間が好き。主から、頑張ったね、のお言葉。ボロボロの私を抱きしめてくださる。その瞬間にさっきの邪念は吹っ飛んでいった。私がついていけるかどうか、ではない。選択肢は「主についていく」しかないのだと。

 

大人用のおむつをつけていただいた。初めての感覚、、恥ずかしい。。。主が調教の後に仰った。「赤ちゃんからやり直さないとね」と。とても嬉しかった。私は主の手で1から育て上げられたいと思っていたから。

 

緊縛、おむつの姿のままで受けた。今日も最高に幸せで最高に辛い。縛られている時は主の呼吸を近くで感じれる。それがとても嬉しい。苦しみも快感も全ての感覚が主から与えられている感覚、呼吸を制御されて主によって生かされている感覚、主が私に向き合ってくださっている感覚、そのどれもが私の快感と安心に結びついていた。

 

調教後、主からとてもとても素敵なプレゼントをいただいた。主の私を支配する覚悟が見えた。これは主従ごっこなどではない。一対一の強烈な支配と服従が始まるのだと強く感じた。

 

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